Vol.4 2008.Feb.

オヤジたちの「関東大会奮闘記」

                     藤クラブ 高島 和男
                    中体クラブ 竹澤 正幸

第24回関東パドルテニス大会が去る1月19日(土)、中野体育館で開催され、
ドローの抽選運が良かったとは言え、なんとオヤジたちペアが準優勝という快挙。
これはオヤジとしてその奮闘記の一部始終を語らなくてはならない思いでコラムに投稿。
昨今の若手の台頭は目を見張るものがあり、パドルテニスの普及を目指すオヤジたちとしては
喜ばしい限りと考えている。
ただ、大会となると必ずしも若者優位というのは許しがたいものがあり、
オヤジたちにも頑張れば入賞のチャンス有りということを何としてでも現実にしたい、
中高年同士のペアでもベテランらしい味を出せば必ず報われることをアピールしたい、
という一心で頑張ってきたつもりだ。そしていよいよその現実が関東大会で花咲いたわけで、
オヤジたちペアとしては忘れられない試合となった。
昔から藤クラブを拠点に一緒に練習をしてきたオヤジたちペアを決めたのが昨年の夏前。
ちょうど体育館の工事が始まる前で、関東大会がこんな冬の寒い日に移動することは想像していなかった頃だ。
その間、都大会、中野区民秋の大会と同じペアで闘い、全く泣かず飛ばず。
入賞のチャンスはあるものの取りこぼしが多く、若者たちに一矢報いたいどころか、
オヤジも現役引退か!なんて弱気になっていた。しかもこの関東大会はこのオヤジペアのラストチャンス。
背水の陣で臨むしかない崖っぷちの総決算である。もうこれである程度の成績が残せないのであれば、
今後のチャンスは若者たちに頭を下げてペアを組んでいただくしかないとまで追い込まれていた。
しかし、結果は準優勝。最後の決勝戦は一方のオヤジが両足痙攣を起こすという情けない試合ではあったが、
それもそこまでの戦いが全てタイブレークで何とか勝ち上がったことを考えれば許して欲しいという気持ちだ。
この大会でオヤジたちが学んだことは多い。最後まで諦めないという姿勢はともかく、
技術面でも沢山のことを学習した。決して速いボールで勝負しないこと。
速いボールはスピードが倍になってボールが返ってくるのでオヤジたちの反射神経では無理。
追い込まれたらロビングを上手く使い、時間を稼ぐこと。
自分たちのリズムを大切にした試合運びで、決して勝負を急がないこと。
こんなことが試合中にも学習され、それをお互いに声を掛け合わなくても
何となく感じていたことはベテランならではの経験だろう。
最後に一言。大会を目指すまだまだ現役のオヤジたち、オバサンたち。まだまだベテランは不滅です。
生涯スポーツ精神で味のあるプレーで若者たちの鼻をあかしてやろうではないですか。
頑張れ!これからも生涯現役の中高年パドラー諸君。

 

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